秋の訪れを告げるように,運動公園のあちこちでキンモクセイの甘い香りが漂いはじめます.常緑の広葉樹で、その年に伸びた葉の付け根に、10月上旬ごろに直径4〜5ミリほどの小さな花をたくさん咲かせます.キンモクセイには雌株と雄株がありますが、日本に渡ってきたのは花つきのよい雄株だけなのだそうです.園内では、水生植物園や時計塔広場、および合宿所の周辺でその姿を楽しむことができます.なかでも合宿所そばにある木は、運動公園でもっとも大きく、秋の香りをいちばん豊かに感じられる場所かもしれません.
2025年10月