ハナショウブはアヤメやカキツバタに似ておりますが、花弁の根元に見られる黄色い模様や、葉の中央に通るはっきりとした脈(中肋)が特徴です.総合運動公園内の水生植物園にてご覧いただくことができます.ハナショウブでは、花弁のことを「花被(かひ)」と呼び、外側の大きな3枚を「外花被(がいかひ)」、内側の小さな花被を「内花被(ないかひ)」と区別しています.さらに「内花被」が発達して「外花被」とほぼ同じ大きさになったものを「六英」と呼びます.ハナショウブの品種は千種類以上あるともいわれており、公園内に咲くすべての品種を特定するのは難しい状況です.ここでは、花被の色や形に特徴のあるものをいくつかご紹介いたします.
2025年6月

白地に紫のすじがあります 2025/6/10 水生植物園